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今月の新規配信コンテンツ

分類 眼科
[お茶の水・井上眼科クリニック] 天野 史郎先生
・代表的な角膜疾患
角膜は、眼球の最前層に位置し、光を屈折させて視覚を支える「透明な窓」としての役割を担っています。しかし、その構造的な脆弱さや外界との直接接触により、さまざまな疾患の影響を受けやすい組織です。その角膜における下記の代表的疾患に対し解説しています。
・感染性角膜炎
・角膜ジストロフィー
・角膜内皮障害
・円錐角膜
・翼状片
・ドライアイ
・角膜疾患への薬物療法
角膜疾患の治療において、薬物療法は第一選択となる重要なアプローチです。本講義では、角膜の特性を考慮した薬物療法の基本原則から、下記疾患において具体的な疾患別アプローチ、さらには治療に伴うリスクを体系的に解説しています。
・角膜疾患への薬物療法の基本
・感染性角膜炎への薬物療法
・角膜疾患へのステロイド療法
・ドライアイへの薬物療法
・薬剤による角膜障害
・角膜疾患への外科的治療
角膜疾患に対する外科的治療は、薬物療法では対応困難な症例において視機能回復の決め手となります。本講義では、基礎的な手術適応の判断から最新の再生医療技術まで、角膜外科の全体像を体系的に解説しています。
・角膜移植
・角膜再生医療
・Phototherapeutic keratectomy
・翼状片手術
分類 整形外科
[新潟リハビリテーション病院 整形外科] 山本 智章先生
・二次性骨折予防管理における多職種連携 1(診療報酬改定)
2022年度の診療報酬改定で二次性骨折予防継続管理料および緊急整復固定加算、緊急挿入加算が新設された。大腿骨近位部骨折への早期手術と共に、地域医療連携による二次性骨折予防をインセンティブによって促す仕組みは国際社会からも注目されている。二次性骨折予防が診療報酬で点数化された意義や薬剤師の関わりについて解説しています。
・二次性骨折予防管理における多職種連携 2(治療脱落の原因)
骨粗鬆症治療が脱落する原因として、二次性骨折予防の重要性の認識不足や治療継続には維持期への視点が欠けていた従来の地域連携がある。大腿骨近位部骨折は整形外科領域で最も多い手術であり、膨大な医療費が費やされている。何より、骨折をきっかけとして寝たきりや要介護に進むことで、ご本人はもちろんご家族の日常生活に大きな影響を与える。骨粗鬆症治療の目的である骨折を未然に防ぐためにも、欠かせない医療連携体制について解説しています。
・二次性骨折予防管理における多職種連携 3(日本脆弱性骨折ネットワークの活動目標)
イギリスにおいて、政策によって再骨折予防が促され、医療費も削減されていた。その取り組みはヨーロッパ各国に広がり、活動の核となっているのがFFN (Fragility Fracture Network:脆弱性骨折ネットワーク)であり、15年にNPO法人 日本脆弱性骨折ネットワーク(FFN-JAPAN)を設立した。“脆弱性骨折によるQOL低下ゼロと二次性骨折ゼロ”を掲げ、多科連携と多職種協働による最善の治療と地域の多施設・多様な職種とのFLS(Fracture Liaison Service:骨折リエゾンサービス)活動について解説しています。
分類 災害医療
[東京大学医学部附属病院薬剤部 薬剤主任] 高山 和郎先生
・病院薬剤師の災害時医療体制 2(病院・診療所薬剤部門の体制)
災害シリーズ 病院薬剤師の医療体制編の第2回目として、災害時における病院と病院薬剤師が担う役割について解説しています。講義中では、自助・共助・公助に着目し病院薬剤師がどこで何をするべきか、災害時に生じる3つの不足、病院薬剤部門における業務の仕分けについて解説しています。
分類 臨床検査・TDM
[医師・労働衛生コンサルタント] 櫻澤 博文先生
・薬剤師と生物学的モニタリング 1(産業化学物質中毒と生物学的モニタリング:鉛を例に)
生物学的モニタリングの目的は、作業者の血液、尿、呼気などに含まれる有害物質や代謝物濃度の測定により曝露の程度を把握し、健康管理に役立てることであると説明しています。鉛健康診断の生物学的モニタリングとして、血中鉛や尿中デルタアミノレブリン酸、赤血球中プロトポルフィリン測定について解説しています。
・薬剤師と生物学的モニタリング 2(生物学的モニタリングと法規、有機溶剤)
有機溶剤中毒予防規則で、有機溶剤取扱者の健康診断としてキシレン、1,1-トリクロルエタン、トルエンなどの尿中代謝物の測定実施が定められていると説明しています。栄養ドリンクの保存料安息香酸ナトリウムは尿中馬尿酸濃度に影響を及ぼすこと、有機溶剤中毒予防規則の分布区分は正常・異常の識別を目的としたものではないことについても解説しています。
・薬剤師と生物学的モニタリング 3(生物学的モニタリングの未来と薬剤師)
曝露程度が低い場合の健康診断実施頻度の緩和、化学物質規制体系の見直しによる自律的管理への移行、危険有害性の万国共通表現GHSに基づくラベル表示と安全データシートの提供について説明しています。抗がん薬cyclophosphamide(CPA)の静脈注射をうけた患者同居家族の尿からのCPA成分検出、薬物血中濃度モニタリングと生物学的モニタリングの違いについても解説しています。今後、薬剤師の労働安全衛生における活躍が期待されると結んでいます。
分類 セルフメディケーション
[公益財団法人日本スポーツ協会] 大石 順子先生
・2.アンチ・ドーピングから考えるサプリメント
スポーツフード・サプリメントの分類(HPSC)、IOCコンセンサス2018、スポーツ貧血予防のサプリメント、身体を大きくする場合のプロテイン、免疫力アップのためのプロバイオティクス・オメガ3脂肪酸、カルシウムサプリメントの健康リスク等について解説しています。使用上の注意として、USADAのハイリスクリスト、日本スポーツ協会HPのアンチ・ドーピングQ&Aが参考になることも説明しています。
・3.アスリートからのよくある問い合わせ(FAQ)
JSPOのアンチ・ドーピング「使用可能薬リスト」と日本薬剤師会「薬剤師のためのアンチ・ドーピングガイドブック」、Grobal DRO検索サイトについて説明しています。舌下免疫療法・のど飴・漢方薬・化粧品の使用、海外からの医薬品持ち込みおよび糖尿病・高血圧・心臓病患者の運動への薬剤師のアドバイスについて解説しています。

おすすめ講座

分類 コミュニケーション技術
[帝京平成大学 薬学部 教授] 井手口 直子先生
・薬局薬剤師のための人材育成シリーズ 3
人材育成シリーズ第3回は、コーチングで用いる8つの基本的なコミュニケーションスキルについて学習します。クローズドクエスチョン、オープンクエスチョン、共感的繰り返し、共感的要約、感情の明確化、矛盾する感情の想起、対決、共感的励ましについて、それぞれの良い例、悪い例についてロールプレイ実写版で解説しています。来局者の服薬指導にも応用できる内容となっています。
分類 健康管理
[東京女子体育大学 体育学部体育学科 教授] 秋山 エリカ先生
・健康・体力つくりのための運動 2(転ばずに歩く)
正しい歩き方について、地面と土ふまず、骨盤と重心移動、頭の揺れを関係づけて解説しています。歩き方改善ための足の指分け、座位での上半身の稼働、タオルを用いた前屈、座った位置での体重移動、末端からの連動運動による体重移動、タオルによる膝の調整等で下半身を柔らかくし頭の揺れをなくすことでつまずきや転倒を防ぐ安定した歩きができることを動画で分かり易く説明しています。監修は医師で千葉大学大学院薬学研究院医薬品情報学講座特任教授の神﨑哲人先生です。
分類 薬学的管理・指導
[一般社団法人 MY wells 地域ケア工房 緩和医療専門医] 神谷 浩平先生
・緩和医療 13(コミュニケーション・怒りや難しい質問への対応)
緩和ケア専門医の神谷先生による緩和ケアシリーズの第13回です。本講義の前半では患者さんと接する場合の基本的なコミュニケーション技術として、コミュニケーションの準備、話を聴くスキル、質問するスキル、応答するスキル、共感するスキルについて詳細に解説しています。後半では心理的苦痛から自分を守ろうとする働きである心的防衛機制の種類と、それぞれへの対応について分かりやすく解説しています。
分類 精神神経科
[慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室] 菊地 俊暁先生
・うつ病の治療について(薬物療法やリワークとは)
多彩な症状を有するうつ病という疾患に画一的な薬剤の使用手順で良いのかという疑問がつきまとう中、Precision Medicineに代表されるようなテーラーメイドの治療というものを考慮していく必要があるといわれています。本講義では、抗うつ薬の効果判定、選択の基準、認知行動療法と薬物療法の併用効果について、そしてうつ病患者の復職に向けたリワークプログラムについて解説しています。
分類 薬剤師業務
[日出調剤薬局] 菊池 幸助先生
・摂食・嚥下障害への対応(薬剤師ができること)
本講義では「摂食・嚥下障害の問題点」、「スクリーニングと対応方法」、「摂食・嚥下障害各論」、「摂食・嚥下障害を阻害する薬剤、改善する薬剤」の4項目について解説しています。服薬困難に関する視点と薬剤性嚥下障害に関する視点、それぞれの視点に沿って、嚥下障害へのアプローチに必要な知識を分かりやすく説明しています。